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桐生へ


ご縁があり、生地産地である群馬県の桐生へ行って来ました。

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浅草からりょうもう号で約2時間

桐生のテキスタイル、すごいんです。
染めも織りも常に新しい物を追い求めていて感動します。
しかし「特徴は?」と言われると何でもあったのでわからなくて、
桐生に行く事でその謎が解けました。

himokawa
着いて早々食べた名物の”ひもかわ”
うどんを細く切るのを省略したから幅が広い。
これが、うまい。

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泉さんの織物であり絞り染めの着物。
全面に見所があって、平面の生地なのに奥行きをすごく感じる。
しびれる。

桐生は関東なので江戸幕府の武士の仕事を受けつつ、
江戸からは少し離れているので独自に自由に生地を作っていた。
これが下地にあるから技法も家によって様々で、独創的な生地が生まれたそうです。
一つとして同じ技術がないです。

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帯工場。
穴が空いてる紙の束に、柄の情報が入ってます。
人気の柄の動向や色など、たくさんリサーチしていました。

sakiori
ピンクの着物を裂き織りした帯。
着られなくなった着物を裂いて織って、新しくモダンに生まれ変わらせる。
ここでは諸紙布の着物も作っていて、紙だけど洗濯できて強い。
生地のデザインもユニセックスに作っているところがいいなと思いました。
裂織も諸紙布も江戸時代からある技法です。

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桐生にやたらと篠原涼子さんのポスターがあると思ったら、ご出身。

よく見たらKIRYU。
下の方にさりげなく生地の写真が。

観光ポスターだと思わせないところがカッコイイ。

もっとたくさん巡ったのですが、
産地の方と意見交換する事に精一杯で写真たくさん撮ってなかった…
載せられる写真も少ないのですが、
桐生でお世話になった人、みなさん温かかくて最高でした。

一緒に行ったプロデューサーの方に、
「たくさん水をあげるから、まっすぐ育ちなさい」と言われた事が嬉しくもあり、
胸に刺さりました。
しっかり桐生へ着物へ返して行きたいと思います。

桐生にはとろっとろの温泉があるそうなので、
次回は温泉経由で行きたいと思います。