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「きものは、からだにとてもいい」スゴ本


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読み進めながら着物が着たくてうずうずした!

なんなら女物を着てみたいと思うし、雨の日に着物を着たいと思った!

 著者の三砂ちづるさんが「着物を毎日着る!」と決断してからの、
身体の変化と日常生活と着物の関係が丁寧に書いてあります。
着物のデザイン的な美しさよりも、日本人の身体にフォーカスした考えに驚かされます。
 
私が作る着物は「着物は大変」を解消したいという思いがあり、
形から変えてしまっているものも多いですが、
実は本来の着物はそうではなく、
着方や身体の作り方で洋服よりも身体になじむというお話。
 
洋装文化の中で身体は退化したから着物について行けなくなったのでしょうか?
 もっと身体と向き合いたいなぁ。
 私は私なりに着物と身体の良い関係を探って行きたいです。
 
最後に書いてある、
“わたしが取り戻したいのは、ふだん着、労働者としての着物だったのだと思う”という作者の発見もおもしろい。
日常でいかに着てすごすのか、本当に課題である。
 
着物の見た目や文化としてのかっこよさだけでなく、
着た時の気持ち良さこそが着物の醍醐味だと語った本です。
オススメ!
 
 
おまけ
私を去年9月のrooms31で支えてくれた本は、
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“SEKAI NO OWARI―世界の終わり”です。
全然”着物”関係ないし、SEKAI NO OWARIに詳しかったわけでもないのですが、
ふと書店で読んだら、Fukaseさんのバンドの作り方にすごく共感してしまったんですよ。
時系列でバンドの成長を追いかけて読めるので、感情移入してしまったわけです。
バンドの規模と精神状態と捨てるもの…この本について語ると長いです。
みんな読んでー!
 では。